2015年9月17日

消防車を見に行こう

Filed under: 先生、あのね。 — スキップ江原 @ 11:50 PM

放課後等デイサービス 虹の郷 にて

課題の取り組みに集中や持続ができにくいお子さん。シャイな正確なのですが思い通りにならないと手が出てしまいちょっと困り者。

でも今日のレッスン前に 「えっぱら先生、消防車を見に行こう。」 と私に思いを伝えてくれました。

「レッスン頑張ったら一緒に行こう。」

私との約束を守るべく彼なりに頑張りとおして、レッスン後に2人きりで施設向かいの消防署へ見学に。

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署員の方も 「どうぞ奥まで見てください」 と親切に声をかけてくださり、9台の消防車両をまじまじと見ていました。(私の方が感動し続けていましたが・・・。)

毎回この子の言うことを聞いてやるわけにはいきませんが、今日の出来事で成長してくれればと思います。

 

 



2015年9月10日

玉入れ競技

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 11:14 PM

下呂市 虹の郷にて

今日はSTAFFの村上と共に下呂市 放課後等デイサービス 虹の郷 にて運動療育レッスンを行ってまいりました。

今日のテーマは玉入れ競技。運動会も近いということで子ども達も大盛り上がり。

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施設施工の際ににお願いをして天井に施していただいたスイング用の金具のお陰で空間利用に幅が広がり、今後に期待ができます。今日はこの金具にかごを取り付けて、ピンポン玉やプラスチックバット用バッティングボールを投げ入れる個人戦。

複数のボールを同時に投げる子。1つ1つ狙いを定めて投げる子。狙っても上に投げることが難しい子。頑張っている子を見て喜んでいる子。思いは様々ながら、みんな汗だくで1つのかごに闘志むき出しでした。

まだまだまとまりのない子ども達ですが、子どもらしさが見え隠れした今日の活動でした。



2015年9月8日

キラキラネームから考える

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 5:28 PM

先日体育レッスンで訪問した保育園の園長先生から、保育士研修で勉強された資料の一部を頂きました。その中に 『実在する子どもの名前です。読み仮名を書きましょう。』 とあり、10問ほどの名前だろう漢字がありました。

① 黄熊 = (      )
② 愛猫 = (      )
③ 美貝 = (      )

皆さんは読めますか? 私は読めませんでした。普通に読んで読めるものではなく全て当て字です。

日本国ができ、日本語があみ出され、読みに合う文字 (漢字・ひらがな・カタカナ)が開発され、手紙や看板・本や表札など広く用いられ、目で見て、読み、伝え、書く。といった行為が何百年と続いてきました。

が、言葉も生き物です。その時代時代にあった進化を遂げていきます。大手書店が辞書を毎年改訂しているのはそのためだと思います。

名前にはその子に対する両親が込められています。たとえキラキラネームでも決してあそび半分でつけた名前ではなく、生涯誰からも愛され呼ばれていくのですから、真剣に悩み考え命名したことでしょう。

であるものの、上記の名前は説明ナシでは読んでもらえないというのがあります。病院や役所などの公共施設で毎回説明する両親の精神的体力があればいいのでしょう。

また、いじめの対象にならなければと懸念はしています。親がどこまで守ってあげられるかです。あだ名や呼び方などの言葉遊びは時として心に大きな傷を生みます。

悪魔君騒動で命名申請を受理しなかった事が何年も前にありましたが、それを思うと役所も緩くなったなーと思います。

あと50年もすると、富さんや梅さん・はっつぁん・太郎さんのようなお爺さんお婆さんは存在しなくなるのでしょうね。



2015年8月30日

宿題代行業から考える

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 1:00 PM

昨今、宿題代行なる商売が大盛況のようで、夏休みの宿題(感想文や自由研究など)を子どもに代わって有償で行う業者で、ラストスパートの月末は大忙しのようである。

代行に関してはこの時期はサザエさん一家ですら、カツオ君の宿題を波平さんとマスオさんがはちまきを巻いて行っているシーンを今夜も見ることでしょう。

実際にこの代行業に関しては賛否両論で、「ビジネスにするな!」「ウソを教えている」という意見もある中で、「入試に向けて塾の宿題が多く学校の宿題まで手が回らない」「親が見る暇がない」などの依頼する側の意見も。

正直、SKIPを立ち上げる時も「体育に家庭教師など必要ない」と、私でさえ思ったくらいで、高額なお金を頂いてあそびに付き合うなんとも阿漕なビジネスだ!と疑問符がいっぱいつきました。

ビジネス面から考えると、ニーズがあるから成り立っている。 教育面から考えると、あってはならない業種である。

私が思うに、子どものためを思ってかどうかはなど理由はともあれ、依頼主は子どもではなく明らかに大人。愛する子に楽をさせていることに間違いはない。百歩譲って受験で忙しいためであったとして、合格して立派な中学や高校に進学しても、どこまで子どもをかばって生きていくのかの見極めをつけないと一生尻拭いである。

子どもの立場で考えると、他人がやった宿題で評価されることに恥ずかしさを感じる社会人になって欲しい。ましてやそんな作品を自慢げに言いふらす馬鹿な生き方はするものではない。塾の勉強だけが人生ではないと言うことを夏休みの経験や宿題から読み取れる人間になれば、捨てたものではないであろう。

学校側もわかっているはずである。どうせ宿題を出しても半数以上が親の手や他人の手が施されていることを。提出することが目的のみの宿題なのであればやらない方がいい。そこには内容や心が宿ってなどしないから。監視の目もなくあそび放題の4日間にもかかわらずつらい宿題をやりあげてきた事について褒め称える事の方が、人間は大きく育つのではないだろうか。

そして、クレームをいう人の立場からすると、確かに人は育たないと誰もが考える。あってはならない業種と声を大にして言いたいであろう。であるのであれば、匿名ではなく実名で訴えてはどうか。言うだけではグレーゾーンのビジネスはもっと増えるのみで、皆さんが盾となって阻止しなければいけないのではないか。また、文句を言う矛先は業者ではなく依頼主であるその親達です。親として失格だという正義心を訴え判らせて下さい。そして批判した人達が子どもの宿題を手伝ったり依頼したりしないように心がけて、運動も勉強も厳しく育ててほしいと思います。

ともあれ、今の非常識が10年もしないうちに常識になってしまう世の加速度の中で、子ども達が生き抜かなければなりません。せめて皆さんのお子さんだけは、タブレットなどに依存することなくあそぶ事ができ、勉強ができなくても努力することを忘れず、豊かな心を持てる人間でいられるよう、願っています。

ちょっと強引なまとめ方でしたが、代行業の存在そのものは私はアリだと思います。依頼人数が 0 となりこのような業者が自然消滅するかは、子を持つ親の努力しだいではないでしょうか。



2015年8月24日

寝屋川の事件から考える

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:13 PM

また痛ましい事件が起きてしまった。2人の少年少女は最悪な結果で発見されてしまった。

犯人の人物像や少年少女の足取りが連日報道されてはいるが、そもそもなぜその時間に少年少女が徘徊していたのだろうか?

2人の家庭環境はどうだったのだろうか? 夏休みだからといって未成年の深夜徘徊が許されるはずがない。

2人の命は戻りはしないが、この事件を教訓として、今一度家族の絆を深め、命の尊さと事の重大さを親も子も十分に考えてほしいと思います。



2015年8月20日

戦いの始まり

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 7:42 PM

下呂市 放課後等デイサービス 虹の郷にて

今日の運動療育は 風船あそび。偶然にもレッスンの時間は男の子ばかりでしたので、剣を作ってチャンバラごっこが始まりました。

ルールはただ1つ。何があっても剣で戦う。

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負けて悔しいからといって手や足を出してはいけません。

ケンカをあおっているのではと言う意見もあるかもしれませんが、これくらいのあそびで心のそこからエネルギーを爆発してほしいと思っています。

休憩後の子ども達の行動を見ると、私の作った剣を覚えていたのか、自分達でひねり始めました。そんな好奇心が育っただけでも今日のレッスンは花マルです。

 



2015年8月19日

大事な時期に仕事をしていて良いのですか?

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 11:40 PM

保育園の先生とよく話す機会があるのですが、未満児(0.1.2歳児)の親の多くが早朝からラストまで子ども達を園に預けている。じゃぁいつ子どもを育てるの?

確かに家庭のやりくりをするためには子どもを預けてでも働かなければならない。できれば一緒にいたいけど。

国の制度が変わらない限り子を持つ親の負担は大きくなるばかりです。いっそ、3歳になるまで市町村から補助金が出たり、入園までは無税などのような大胆改革をしないと子どもの数はどんどん減るでしょう。

でも、待望のお子さんの成長を見届けるのは、その時期しかありませんよ。

思春期ともなれば残念ながら暴言が出るものです。家庭がギクシャクするものです。

その時期を見据えて、たくさん褒めて、たくさん抱いて、たくさん写真を撮って、たくさん話を聞いてあげて、たくさん遊んであげて下さい。

皆さん、子どもの成長の一番良い時期を見逃してはいませんか?



2015年8月18日

内でしつけて外で発揮させる

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 5:15 PM

このお盆休みでたくさんの方が旅行をされたことでしょう。 仕事柄、毎年この時期はいろんな方面に出張となり、お盆休みをゆっくり過ごした事はもう何年もありません。でも色々な家族と出会ったり話したりする中で、色々な家庭の背景が見え隠れするのもこの時期の発見の1つです。

『内でしつけて外で発揮させる』

しつけとは漢字で 『躾』。身を美しく と書きます。

ホテルのロビーで大声を上げてはしゃぎまわる子ども。それを見るに見かねて叱る親。良くある光景です。

身を美しくする為に、日々の生活の中で躾けてみませんか。

その場のその瞬間に恥ずかしいのは親御さんですが、最後の最後に恥ずかしい思いをするのはお子さんですよ。

夏休みもあと2週間。勉強ばかりがラストスパートではありません。家庭の仕組みも少しずつ変えてみませんか。



2015年8月13日

中学卒業まで一緒にお風呂に入る事のできる関係を

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 9:45 AM

中学生の3年間は体が一気に成長する時期ですが、子ども意識から大人意識に急激に変わる期間です。

今まで普通にできていたことが他人の目や気持ちを気にするようになり、急に行わなくなったり、しっかりしないといけないのに素直になれなかったりする時期です。

周りの友達もそんなつもりではないのでしょうが、部活などでで上下関係がはっきりする毎日を送るが故に、同学年のなかでも体力・学力・権力でそれを自然に作ってしまいたがちです。

友達や先輩には素直に話せる内容でも家庭では素直になれない。友達ですら打ち明けられなくて自分のからに閉じ籠ってしまう子もいるでしょう。

こんな風じゃなかったのに。それが思春期です。

小学生の時からお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんが協力していつも話ができいつもお風呂に入る事のできる環境を整えましょう。

会話に変化が感じられたら家族で話し合う。体に傷やアザがないかを確かめる。

子どもから一人になりたいので遠ざかるものですが、温泉に出かけたり食事に出かけたりしてこの3年間をうまくお子さんと付き合ってください。

当然ディスプレイに頼らない毎日があっての事です。



2015年8月11日

自分のため が 人の幸せ

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 12:23 PM

自分のためにやっている言動に他人から感謝されることがよくあります。

例えばスポーツ。自分のために、チームのために、学校のために一生懸命プレーをしている姿を見て、感動したり憧れたり勇気をもらったりする人達は多くいます。

でも逆に知らず知らずのうちに人を傷つけてしまっていたこともあるでしょう。

でも気にしないで。悪意があってのことでないのであれば。

マイナス方向の出来事の方が思い詰めてしまうかもしれませんが、それを反省に人は成長するものです。

毎日元気に過ごしませんか。

おはよう‼ の挨拶だけで救われている人がいるかもしれません。

あなたの笑顔で元気をもらっている人がいるかもしれません。

あなたが語りかけてくれることを待っている人がいるかもしれません。

マイナスは根が深いけれどごく一部で、ほとんどが普段の振る舞いで喜ばれているものですよ。

 

 



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