床屋に行ける子に
先週の療育グループレッスンで1年生の男の子のヘアスタイルが明らかに左右非対称でボサボサ。ジッとしていられない特徴があり、お母さんは寝ている時に整髪しているのだろう。
と思えば今日は顔中絆創膏の子が登場。話を聞くと、いつも違う床屋に行ったら雰囲気が違い、カット中に暴れ出し、3人がかりで抑えながら仕上げられたそうで、床屋も大変である。
顔や耳裏に毛が触れるのは確かに不快。ただでさえ座れない子には苦痛の何者でもないだろう。自閉症状のお子さんの半数以上が床屋経験がない。
急遽今日のレッスンは、指バサミでみんなにチョキチョキと切る真似をして床屋さんごっこをしてあげた。
以前、放課後等デイサービスのイベントで職業体験と称し私の頭にバリカン体験をしました。
子ども達は大喜び。大人達は賛否両論。中にはこの儀式中は子どもに見せまいと退出させた親御さんもいたそうだったが、後日、児童発達支援に通う自閉症状のお子さんの親から、子どもが髪の毛を切らせてくれるようにと問い合わせがあった様で、預かり中に実際に髪の毛を切ってあげているそうです。
座ってご飯を食べられるように。
歯が磨けるように。
ガラガラうがいができるように。
朝まで寝てくれるように。
こんな程度の事が難問でもあるのです。
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