写す
スタッフとの打ち合わせ中の出来事。今日の出向先の住所と地図が書かれてある書類を渡し、メモを取るようにと指示をしたところ、その書面をスマートフォンのカメラで撮影していました。
私の中で書類をカメラで写すという発想がなかったので少しビックリしてしまいましたが、よくよく考えれば今のスマートフォンの画像は拡大して文字が潰れるような事がないので、書き写すよりは確実なのでしょうが、これも時代なのでしょうか。
そんな事を思っていた矢先にその出向先の療育センターの先生との話の中で、まさに同じ内容の話となりました。
「子どもが高校に進学し、「携帯電話はいらないよ」と言っていたが、黒板に張られた掲示物を先生が「写メッておけ」と言った瞬間にほぼ全員が携帯でパシャパシャしたのにショックで、登校1日目にして泣きついた。」 と。
学校側も学生はみんなが携帯電話を持っているものという前提で、「書き写す」のではなく「機械で写す」ことを指示する時代なのです。
便利さが故に 更にペンを持つ必要性がなくなるのではと感じた話でした。
古い人間が如何に今の時代を理解し、順応し、若者と付き合っていくか。しかし、便利に染まることなく苦労を忘れさせないようにどう伝えていくか。
黒板をノートに取る時代も無くなってしまうのでしょうね。
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