子どもが納得する答え
スキップを巣立った元スタッフが本部にあそびに来てくれて、食事をしている時に面白い内容の話になりました。
「四角の線から出てはいけない鬼ごっこでA君はその四角からはみ出して逃げていってしまい、B君はそれを批判しています。先生ならどのようにB君を納得させますか?」
保育園部会の研究授業で、他園の先生の発想に皆が感動した答えとして「A君は線がわからなくなるくらい頑張って走っていたんだよ」だったそうです。
もちろん正解はないのですが、その答えに私個人としては疑問。大人受けはするかもしれませんが果たしてB君は納得するでしょうか?
線がわからなくなったくらい頑張ったA君の気持ちは伝えたとして、B君が納得する決め手にはなっていません。故にどう設定しなければならないのか?
あそびを発展させるのか? ルールを緩和するのか? はてまた違う設定をするのか? そのルールをやりきるのか?
保育園・幼稚園・小学校は実は、こんなレベルの話? と思われることについて真剣に考えているのです。先生達はじつはクタクタです。ただあそんでいるわけではありません。あそびを真剣に考えています。ルールや約束事が守れるくらいなら困ったりはしません。1人1人を真剣に考えています。
元スタッフが話してくれたその質問は更に奥が深い。A君も叱れない。B君も叱れない。2人ともあそびに真剣だから。
私なりの答えを元スタッフには答えましたが、皆さんならどんな答えをB君に投げかけますか?
TrackBack URL :
Comments (0)