悔いのないように
元会員のお母様より春ごろに悩み相談を受けました。小学2年生だった会員様ももう高校生。経験のない事には頑なにフリーズしマイナス思考の強いお子さんでしたので、親御さんとしては出来ない事を伸ばしてほしい!という要望ですが、実際のレッスンはスタッフによってはご機嫌とりが続いていました。
「高校に入学して拘りが強いためイジメにあっているので時間が合えば個人レッスンを再開してほしい。」と。
小学生くらいの『出来ないから教えて欲しい』とは違い、中高生になると自分が困らない限り『こんな奴を呼びやがって』となるのは当然で、「話し相手でも良いのでお兄ちゃん先生はいませんか?」と言われてもなかなか予定が合わない。
本人は勉強でイジメを見返してやる!との事で学校帰りに9時過ぎまで塾に通っているようだが、その流れは崩せないらしい。
お母様と3時間くらいお話をしました。突然スタッフが訪問してもかえって逆効果。塾から親身になってくれる家庭教師に切り替えて勉強の合間に外に連れ出し悩みを聞いてあげる。クラスメイトを見返す為の勉強は社会には通用しない。社会人になっても永遠にこの悩みは続く。etc
運動療育で強い拘りが和らぐかどうかは未知数で、今までずっと続けていたとしても性格までは変えようがないのですが、信頼関係からの打開策が見つかったかもしれません。通わなかった中学の3年間の穴が大きかったとかなり後悔をされていました。
結局お母様は本人にスキップの事を告げることもなくレッスンの再開を断念されましたが、子ども自身も自分の性格を十分把握して多人数と関わらない仕事に就けば立派に稼ぐことが出来るとだけ告げました。幸いにも勉強は嫌いではないので悔いのない人生を送って欲しいと思います。
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