若手を育てる
職業が選べなかった時代は必然的に家業を継ぎ、武士は剣術、農民は田畑の世話、商人や工員はその技術を磨き生計を立てていた。
職業を選ぶ事ができ家業を継ぐという概念が解き放たれ、様々な職業が増えていった。
吉本興業で反社会勢力との関わりから大きな問題となっているが、昔の芸人は師匠の門を叩き弟子入りをし、食事は食べられても給料は無し。荷物担ぎや車の手配などをしながら舞台袖で師匠の芸を盗み、稽古をつけてもらい、鶴の一声でようやくお客さんの前に立つ事ができ、名前をもらう。
芸人の養成学校が出来てからは師匠と弟子という関係がなくなり、人前に立つためにはセンスと実力。一人前を決めるのはお客さん。人が入れば儲ける事ができ、そうでなければご飯さえ食べられない。
わかりやすいといえばわかりやすい。会社としても雇うよりはコストがかからない。故に会社との契約の一線を超えた仕事をしないと食べてはいけない。
目上の者が若手を育てる時代ではなくなってきているのかもしれない。技術の伝承は盗むもの・教えるもの から 開発していくもの 担っているのかもしれない。
やる気がある人・実力のある人が多くを稼ぐ。そのシステムは賛同できるが、その逆の若者達を野放しにしてもいけない。
弊社も、子ども達に対する人気者でないといけない。センスと根性が問われる。誰でもできるわけではなく、育つまでには時間とお金がかかる。
教えることと教えないこと。見せることと考えさせること。教育を看板にしている以上、若者が宝となってくる。
子ども達の未来のために頑張って欲しいところである。
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