許すかどうか
レッスンは残念な事に無限ではなく時間が来ると終了しなければなりません。子どもの言い分だと「もっとやらせろ!」でしょうが、大人の都合で物事が進む事が世の流れです。
先日の放課後等デイサービスの運動療育で、レッスンが一旦終了となり間食時間に移るタイミングで1人の男の子が「もっとやりたい」「おやつはどうでもいいからやらせてほしい」と泣きで訴えました。納得しないと次の活動への切り替えが出来にくいお子さんの様で毎回この様なやり取りがあるそうです。
ただ子どもを預かるだけの場所であれば好き勝手にあそばせるのも有りでしょうが、子どもの成長を考える施設であるならば規則あっての生活をおくれるよう指導する人的環境でないといけないと考えます。
泣けば、わがままを言えば、愚図れば、大声を出せば、許してもらえたり思い通りに願いが叶ったりする。わけではない。という事を時間をかけて教えていかなければいけません。
思い通りにさせてくれない大人と対峙する子どもにとっては、誰も信じられないと嘆くでしょうが、社会に出た時に『加害者』とならぬように “今” を真剣に向き合えるかどうかです。
その子は私と10分くらいの話し合いの後に自分からおやつを食べ、宿題後の運動あそびでは何事もなく活動をしていました。
我慢を教えるのは根気勝負ですが、子ども達の未来のために『許さない』を時として貫いていきます。
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