おもしろい宿題
私がある意味崇拝する幼児体育の先輩で、名古屋市内で副園長をなされている方と、以前飲んだくれたときの話です。
その方は園内で小学生にサッカーを教えており、「夏休み中に 『バラ』 と 『レモン』 を漢字で書けるようにしなさい」という宿題を出しました。その宿題は夏休み明けに答え合わせをするのではなく、冬休み明けになされたそうです。
まず、覚えている子 と 忘れてしまった子。 その時点でアンテナの高さがわかります。
やる子 と やらない子。 調べることをするか? 怠け心が出ないか?
覚えている子 と 忘れてしまう子。 書く事はしても、それを覚えているかどうか?
意識できる子 と 意識できない子。 その出題がいつ発表なのかを待ち遠しく待てるかどうか?
サッカーだけではなく、長い人生において、登用された時にいかに実力を発揮できるかである。見ていないところで忘れないように反復をする意識と努力ができるかどうかである。
好きな事は多少苦しくても自発的にやり続ける事ができます。経験のない事や嫌いな事、今の生活に関係のない事を要求され、慌てるのが人生です。
この宿題は漢字が書ける事が目的ではなく、こんな出題をする人に出会うなんて人生の中で1~2回くらいでしょう。いかに多くの経験をし、即発揮できるかである。
必要ないものが重宝がられるものです。
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