2016年9月4日

仕事をし続ける理由

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 9:01 AM

たつや先生と仕事の移動中に車内で、こち亀連載終了の話になりました。

「売れている漫画家は本当に休みがない。平日は連載のためにペンを走らせ、土日は取材や打ち合わせ。40年間休みなく走り続ければ一生遊んで暮らせるどころか人生をなん往復しても生きていくことができる。それでもなぜ仕事をしようとするのか?」

確かにプロ野球選手や大物歌手、億万長者と言われる資産家は数えきれないほどいると思いますが、立ち止まることなく生涯現役で活躍している人がほとんどでしょう。

凡人の私の場合、抱えるもの(ローン 家族 会社 社員 老後などなど)が多いからやり続けざるを得ないのですが、例えばトップアスリートの場合、記録のため・チームのため・名誉のため・応援してくれている企業や国民、何より子ども達のため。止まりたくても止まれない期待や自信が体を突き動かしているのではないのでしょうか?

大企業の会社社長などは(私もある意味そうですが…?) 会社の利益を追求するだけではなく問題が生じた時に責任を追うために位置しているのではないでしょうか?  社会を動かすレベルほどの企業は、会社の倒産で社員とその家族だけではなく世界中の人達にも影響しかねません。

ひょっとしたら両津勘吉という下町の1警察官に憧れてその職に就いた人も少なからずいると思います。時には発砲をし、時には派出所を爆破し、彼の40年にわたる不祥事を部長や部下、何より作者である秋本治先生が謝罪し続けてきたのでしょう。

そんな両さんも定年を迎えたのでは。

就職した時は、お金のため。やりがいのため。要するに自分のため。でもいつしか家族のため。会社のため。強いては自分とそれ以外の人のためにシフトチェンジしていくのです。

それ以外の人の幸せの数がどれだけの数かは人それぞれですが、多ければ多いほど引退がしづらいものです。

決して仕事はお金のため ではないのです。(綺麗事ですが。)

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