頭で考えろ! とは?
先日、放課後等デイサービスのスタッフの方と食事をしながら話をしていました。施設を利用しておられる子どもさんの小学校の担任の先生が厳しい方のようで、何か失敗をすると 「もっと頭で考えろ!」 と言うのが口癖のようです。
その子は言葉での表現が苦手なうえに力加減も常に全力な為に失敗が多いようで、毎日先生から 「考えろ、考えろ!!」 と言われているようです。
堪りかねたそのお子さんは 「考えろ、考えろって、どう考えればいいんだよ~!」 と反論したそうです。
実際に現場でそのやり取りを見たわけではなくその子からの言葉のまた聞きですので、その反論に対して担任の先生がどう対応したかはわかりかねますが、大人として、教師として、指導員として、先生として、子ども達に「頭で考えろ!」 という投げかけは非常に難しい謎解きである。
私もこのキーワードはよく使う言葉ですが、子どもの学齢や力量に応じたシーンで使うように心がけています。また、もし大失敗を犯してしまったシーン(例えば給食中にお茶をこぼしてしまった)に出くわした時に、ちょっとこちらが落ち着いて 「どうしたらいいと思う?」 と少し穏やかに言うだけでも子ども達は頭で考えて行動ができるはずである。
子ども達は常に大人達の顔色を見て生活をしています。高圧的に 「考えろ!」と口癖のように言われても何をどうしていいのかわからず、その環境が嫌になるのが目に見えています。子どもは日々失敗から成長する生き物なのだと大人が理解してあげるだけでも、子ども達への対応が変わってきますしミスも少なくなると思います。
まずは大人達が 「もっと頭で考えろ!」 だと思います。
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