類人猿の如く
私が理想とする保育がそこにはありました。
木登り。
先生が近くにいればどこまで登ってもOK。当然子ども達も高さに対する恐怖心や腕・足から感じられる枝の強弱がわかるので、無理はしません。
決して登りやすい木ではなく、始めの一歩からぶら下がって逆上がりもしくはぶら下がった枝に足をかけないと上へは進めません。
先生曰く、「1人が登り始めたらいろんな学年が興味を示し、木だけではなく石垣登りも挑戦し始めました。」と。
登っている時は指示はしません。静かに見ていれば大丈夫です。地面に降りる寸前に気を緩めがちなので声をかける配慮をします。
昔はこの様な光景がたくさんありました。秘密基地・鬼ごっこの避難場所・高みやぐら・叱られた時の憩いの場・・・。
力がつくだけで自分だけの特等席になったものです。
今でも遅くはありません。木登りしてみませんか?類人猿の原点ですよ。
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