カップラーメンが食べられるように
私のカミさんは看護師をしており、看護師不足からほぼ夜勤シフトのために私とは入れ替わり生活の家庭内別居状態がずっと続いています。故に夕食を食卓で食べることも少ないのですが、そんな食事時は会話もはずみます。
コロナ病棟ではないのですが、大病院からの転院搬送で患者が多く、日中は患者も動くため看護師も多く大忙し。夜勤は患者に寝ていただく時間なので看護師が少ないのですが、患者が徘徊したり急変するので、逆に忙しいようです。
「業務中にカップラーメンが食べられるなんてありえない」という言葉をよく聞く。
昼夜問わずナースコールが鳴り止まない病棟。カップラーメンにお湯を注いでも食べられる時にはのびのび。逆に食べられる病院は、不人気病院か看護師が普通以上に充実している優秀な病院。
コロナのお陰で病院は逼迫しています。医療行為だけでなく、問い合わせやクレーム対応、急患の受け入れ、おしもの世話(糞尿のチェック)、そんな状況でも新薬や器具が導入されれば勉強会に参加しなければならず、休みも休みではない時がザラです。
お子さんの疾病に病院に行くのは当然ですが、フロアが空いているとはいえ『付き添いは1名だけ』。家族に会いたいからとはいえ『面会は極力お控え下さい』。そんな案内が掲示してあるにもかかわらず家族総出でやってくる方々に物腰優しく怒らせないように説明をし理解させるのも看護師の仕事。
ナースにはなれませんが、患者やその家族になる可能性は常にあります。
医療従事者がカップラーメンを食べるチャンスを私達が作る事ができるように配慮していきましょう。
TrackBack URL :
Comments (0)