ハンディの先
運動療育コースには様々な特徴のお子さんが入会している。多くがAD/HD(注意欠陥・多動性障害)ですが自閉症スペクトラムなどのお子さんもおり、本来なら症状別にグループ分けをした方が良いにでしょうが、まだまだシステムが追いついていないのが現状です。
そのグループの中に聴覚障害のお子さんがおり特殊な補聴器を頭にかぶり骨伝導で聞いている。構音にも若干疑いがあるが本人は毎日楽しそうに活動をしている。
レッスン前に必ず問題を出すのだが、彼が答えた算数の答えが聞き取りづらく3回も聞き返してしまい黙ってしまうシーンがあった。
レッスン後にお母さんに事の次第を話すと「それがこの子の今後の課題なのですので、はっきりと聞き取れるまでお付き合いください」と返してくださった。
家族では分かり合える会話も社会では分かりづらいという事に気付いている学年。話せるが故にどうして伝わらないのか?と言う壁にぶち当たり喋らなくなる時期も来るだろうが、その先を超えないと通用しないのが現実。
何度も何度も喋って欲しい。何度も何度も聞き返すから。
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