妖怪 ズバズバ女
お試しレッスンで訪ねてきた母親と娘。
プレジャーアリーナに組まれているサーキットを見るや否や、やりたくてたまらなそうな娘。その横で「あっこれ無理ムリ」と母。
入会説明の時に、縄跳びが苦手というのが主訴だったため縄の縄跳びを勧めたところ、「あっ勿体無いからいいです」と母親。
入会するかも考えます。と言って帰っていきましたが、忘れた頃に「やっぱり入会させたい」と母親。
子どもの前でなんでもズバズバと言うのはやる気を削いでしまいます。『私は出来ないんだ』『私は下手なんだ』『私には勿体無いんだ』と子どもながらに思うでしょうし、欲しい!やりたい!とも言えなくなってしまいます。
そんな勢いで「やりたいの? どうしたいの?」なんて言われたら、返答に困ってしまいます。
本当は母親が思っている以上にできる運動の基礎は備わっているのでしょうが、言葉が萎縮させてしまい、『出来ない』のではなく『やれない』子になってしまっているのでは? と思いました。
結局、勿体無いのひと言で時間だけを潰してしまい、本当に危機を感じたのか再び訪ねてくる始末。入会後は子どもの姿を見る事なくタブレットに釘付け。そして私に叱られる母親。
こんな妖怪を皆さんの心から退治してください。
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