2020年11月23日

いつもコテンパン

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 7:57 AM

アリーナ運動療育グループレッスン児童コース。

昨年までは運動が全くできない集団だと思っていましたが、友達付き合いが苦手で1人が楽しいこの子達にとっては休校措置がストレスフリーになったのか、頭角を表し始めました。

長縄跳びを跳びながら問題を答えるレッスン内容がほぼ全員にハマった様で、それ以降、私が試される様になりました。それも東大王の様な超難問。

1人は泳げない さかなクン
「世界で一番多く産卵する生き物は?」
「世界一移動の早い生物は?」

1人は気の荒い歴史王
「信長の時代に土佐を平定した武将は?」
「関ヶ原の戦いで東軍についた武将をフルネームで3人答えよ」

1人は友達のいない読書好き
「県庁所在地を全部漢字でかける?」
「日本の世界自然遺産を答えよ」

情報収集源は、本・図鑑・動画サイト・クイズ番組など様々ながら、内容がコア過ぎる。

どの問題も、わかりそうでわからない。降参するとバカにした様に自慢げに答えを言う。事務員にパソコンで調べさせるとどれも正解。

そんな子達も四則計算が出来ず縄跳びが結べられない。

好きなものに拘れる子達が学習塾ではなく、運動を通じて通える場所がある事で感謝されている。

来週はどんな問題でいじめられるのか?



2020年11月21日

15周年感謝祭

Filed under: ちょっといい話,プレジャーアリーナ — スキップ江原 @ 11:36 AM

2005年4月に立ち上げた スポーツファクトリー スキップ が 『15周年感謝祭』を迎えることが出来ました。 これもひとえに皆様のおかげと感謝申し上げます。

 

午前だけでも20組35人の子ども達が遊びに来てくれました。午後から何人来るのかな?

次は16周年感謝祭が出来るよう、スタッフ共々頑張ります!!

 



2020年11月18日

良いチームです

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 8:41 AM

月に1回ではありますがスタッフミーティングをしています。とはいうもののコロナの影響とモバイルの進歩により自宅でリモート会議を採用しています。

弊社はスタッフ各々が現場に直行直帰のため、同じ空間に全員集合したのは3月に開催した緊急企画の学童保育以降、1度もありません。

会う事がなくてもそれぞれが責任を持って仕事をしてくれているのでモデル企業として着目して欲しいくらいです。

以前勤めていた同業の会社はほぼ毎日、レッスン後に帰社していたため、全員が集まるのは遅い時は21時過ぎ。家に帰るのは日付が変わっている事が普通でした。

これを反面教師に今があるのですが、今の時代は人間関係を重んじる業種ながら、会う事が少ない方が長続きするのかもしれませんね。



2020年11月17日

スモールステップにどこまで付き合えるか?

Filed under: やらなカン,わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:24 AM

運動療育グループレッスンで、母親の希望で幼児コースに1年生が1人参加している。

彼は、おっとりとした性格。電車が好き。字はすらすら読める。ことわざや雑学もよく喋る。が、向上欲に乏しく、最近ようやく鉄棒の前回り降りを1年かけて泣きながらも1人で出来る様になった程。姿勢保持も不安定で、椅子に1分と座っていられず、寝転がっているか片腕で床を支えて横座り。幼児コースに1人だけ1年生の僕がいると言う事にもまだ気が付いてはいない様子。周りの年中児も度ある毎に指摘をする始末。

学校体育では縄跳びが始まるのを見越していち早くレッスンで取り入れているが、そんな彼なので縄跳びは絶好の遊び道具!というわけでもなく、縄の方が彼に絡まっていく始末。

支援級では前跳びを教えるだろうが、教師も人間。可能性のある子や向上意欲を感じられる子を先に熱心に教え、最後にこのようなケースの子を時間をかけて教えよう!というシナリオを立てる。が、みんなができるようになったからと言って、僕1人だけができない!と思う子ではないため、先生もついつい声を荒げる(私もたまにある事だが)。そうこうしているうちに縄跳びの単元が終わり、今年もできませんでした。という事が体育だけではなく全ての教科に言える事ではないか?とお母様と話し合った。

お母様は疲れ切っている。本人は自分のペース。

親・子ども・教師が笑顔になって初めて教育であり支援だとつくづく感じる。

縄跳びができる様になっていく子は「先生、見て見て」と必ず披露してくる。その子達を認めながらもスイッチの入っていない子にスイッチを入れ、できる様にするまで向き合う。これができる大人達が何人いてくれるのだろうか?と思ってしまう。



2020年11月16日

神様は不公平?

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 2:34 PM

親御さんとの会話で「『天は二物を与えず。』って言うけどそうそんな事ないよねぇ」という内容になりました。

確かに、パーフェクトな人もお金持ちな人もいれば、見た目にダサい人や頭の悪い人もいるでしょう。

でも、いわゆる『3高』と言われる人も並々ならぬ努力やプレッシャーがあるはずで、万年平社員の人はその逆に気分的自由があるのかもしれません。

「先生は子供と遊ぶのが仕事だから幸せそうで良いよね。」

はい。幸せです。週に1回1時間、お子さんと遊ぶ事を仕事にしています。小憎らしい子も成長の早い子も平等にお相手しています。

でも、見た目とは逆に、人気商売ではあるが故のリスクも多々あります。

収入や容姿など、同じ比較対象だと当然差があり隣の芝は青く映りますが、視点を変えると自分の方が良い面ってたくさんあると思います。

所詮他人にはなれないのですから、自分と自分に置かれている環境・才能を十分楽しんだもの勝ちです。



2020年11月9日

Tax は難しいよね

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 9:22 PM

レッスン前のお勉強会。

今日は消費税計算。

10%は計算しやすい。

1,200円なら1番下の0を消した数が消費税。

それを足したら税込価格。

発達障がいの子に難しいのは消費税ではなく税込価格。

120円の消費税はすぐに答えられるが、1,200+120が難しい。

縄跳びをしながらひたすら問題を出す。

騙されないために。



2020年11月6日

奇跡に近いコントロール

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 8:23 AM

狙うはこれ!

10分で5回も倒れました。

実力か? 偶然か?

 



2020年11月4日

縄を操るって難しいのよ!

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:57 PM

縄跳びの難しさはこのブログで何度も紹介しています。

①前に回す過程で後頭部に引っかかる
②回すタイミングと跳ぶタイミングが同じになる
③その場で跳ぶ事ができない
④跳ぶリズムが安定しない

体をうまく動かす『連動感覚』が十分にでき、『リズム感覚』や『バランス感覚』が同様に備わってから、初めて道具を上手く操る『操作感覚』に突入します。

縄を鉄棒に巻きつけるあそび。巻き付く様が面白くて子ども達は何度も挑戦します。『10 回やったらジャングルジムやすべり台』などのルールを作れば喜んでやります。

このあそびから、縄跳びに必要な縄の回し方(肩や手首の動かし方)を楽しみながら習得し、同時進行でトランポリンで10 回ジャンプを行うといった『回す』と『跳ぶ』の分業を繰り返し行い、見極めがついた頃に融合させていけば高確率で出来るようになっています。

教えるってそういう事!



2020年11月3日

解れば簡単

Filed under: プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 8:02 AM

レッスンで教えている逆上がりは、高さに関係なく『懸垂逆上がり』。これが出来れば、飛び付く事さえ出来ればどんな高さでも必ず出来る。

足が前後に開いて勢いをつける時は、大概が失敗。当然空中でも足が前後になり体がのけぞる。

大切なのは ①腕を曲げる。②足を伸ばす。③顎(あご)を引く。
この条件が解れば簡単である。頭でではなく身体がである。

出来なかった子が1時間で出来るようになる。

お試しで出来るようにしてしまいブログにも無料掲載してしまっては全く儲けにならないが、満面の笑みで帰って行きました。

 



2020年11月2日

15歳になる迄に

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 1:12 PM

6年近く通っていた会員様の親御さんから何年かぶりに電話があった。

「情緒が不安定なのでまたレッスンで落ち着きが戻るようにならないか?」

頭は凄く良いが、こだわりが強く、1度へそを曲げるとその日のレッスンは大概が終了するくらいフリーズする。

運動を伸ばすというよりも、情緒面の改善が目的であった彼も高校2年。

学校でも友達はできず、みんなを見返すためにもう勉強をしているそうだ。その為学年1番は毎回らしい。

そんなお母様に「本人が体育で困っている訳ではないので、今更レッスンを再開したところで、小学生のように遊びの延長では無く、スキップに通う目的が彼自身不必要と判断すれば来るはずがない。」「勉強で見返すというが、100点を取ったところでクラスメイトが一目置くかと言うとそうではなく、その学力が後に所得や地位に表れて初めて尊敬される。大事なのは知識の発揮の仕方(使い方)である」と厳しいアドバイスをした。

ご両親が悩んだ結果、レッスンを再開することはなく離れていった。

様々な習い事において、発達に遅れがあるお子さんに対するレッスンは、年度替わりの時期や親の都合で終了とするものではなく、むしろ社会に出ても継続しないといけないケースもある。

ましてや中高生からスタートしていてはほぼ手遅れのケースを多く見てきているだけに、怪しいと感じたら周りの目を気にせず多くの人に相談をすべきである。

その子が社会に出てからが本当の修羅場なのだから。



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