2006年6月5日

お客様の声

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 10:45 PM

午前中の体育指導を終えて、お給食後に携帯を確認したら会員様からの着信履歴がありました。

スタッフの河南が担当している会員様で、ソフトボールの強化依頼でご訪問しております。何か失礼なことでもしたかな?っと思ってリダイアルを致しました。

スタッフのことについてだったのですが、クレームではなく喜びの声でした。実はこのお客様。入会前に「チームのレギュラーをとりたい。」との依頼から私と1時間ほど電話で話し合いまして、「個人レッスンは致しますが確定はできません。使うか否かは監督采配です。」と素直な意見を伝えたうえで、体験練習を経て入会して頂きました。

河南指導員はソフトボール経験豊富で指導力もついてきてはいましたが、個人レッスンでの評価が果たしてチーム内でのアピールにつながるだろうかと、不安を抱きながらも、河南からの「やらせてください」のことばに、自信を持って出向させました。

入会していただき1ヵ月半が経っての本日の電話で、「チーム練習での準備や投球、バッティングでコーチから、「いつの間にそんなに上手になったんだ?」と言われました」と喜びを語ってくださり、お母様に何度も「感謝しています」とおっしゃられました。

我々の指導は精々週1・2回の1・2時間ですので、ピンポイントでの依頼に対してはウィークポイントを見極め重点的に指導はするものの、あとは会員様本人の見えないところでの努力に委ねるところが多いです。この短期間でお客様の感謝のことばを聞けたことに自分の事のように嬉しく思います。また、スタッフ達にもより一層いい声が聞けるようにスクラムを組んで頑張っていければと常に思います。お客様とともに成長するスキップでありたいです。



2006年5月24日

教育と共に

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 4:58 PM

体育指導者として個人の会員様や保育園の現場に訪問することが毎日の業務ですが、特に保育園現場の場合は子ども達だけでなく先生方にも一緒になって参加してもらっています。

外部講師と契約している保育園・幼稚園は多いと思われますが、園の先生方ではなかなか教えれない部分を補う役割があります。それはリズムであったり、書道であったり、もちろん体育も。

今日も体育指導で保育園を訪問致しましたが、鉄棒の単元を子ども達はもちろんのこと、先生方にも挑戦して頂きました。

皆さん口をそろえて「逆上がり!?できなーい」「足音をたてずに前回りで降りる!?そんなの無理!」

それで結構なのです。できてしまったら我々の仕事がなくなります。じゃなくって、子ども達ができない(大半はやった事のない)事を一緒に共感して欲しいのです。

大人は過去の邪念や経験から、できるorできない。やりたいorやりたくない。を決めてしまいたがちです。

でも子ども達が挑戦しているのを「頑張れ頑張れー」。それでは子ども達はついては来ないでしょう。

先生も頑張っているという姿を見せることで、ひょっとしたらできる子ども達から「先生こうやってやるんだよ」というアドバイスがもらえるかもしれません。

タイトルにも書いた「教育」?は、なにも大人が子ども、先生が生徒に教えなくてもいいと思うのです。共に育(はぐく)む事が大事のように思うこの頃です。



2006年5月23日

思わぬ喜び

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 4:33 PM

とあるガソリンスタンドで給油をした昨日の話。

「いらっしゃいませー」(ちょっと可愛いお姉さん。)

「カードでレギュラー満タン」(汗臭い体育指導者)

「かしこまりました。灰皿は?」

「タバコは吸いません」

しばらくするとカードを返しに来たお姉さんが

「カードをお返し致します。あとこれ・・・。」

「?」

「お得意様からもらったんですけど、もしよろしければどうぞ。」

まさにベビースターラーメン。私の大好物。お調子者の私は一言。

「あまってるんだったら箱ごとちょうだい。」

「賞味期限が近いですがいいですか?」

「ぜんぜんOK!!」

ベビースターしっかり箱ごと頂きました。かなり図々しかったですが、こんな些細な頂き物でもまた来たいなって思える出来事に遭遇して、普段の指導にも予想外の展開や、いい意味で期待はずれの素材を提供できないかと思うこの頃です。



2006年5月15日

しつけ

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 9:50 PM

お客様が来ている時に普段と同じ子どものしぐさに恥ずかしいと思ったご父兄の方は大勢いらっしゃるでしょう。親はこの鏡です。普段のしぐさがそのまま子どもにうつってしまうのは言までもありません。

しつけは漢字で「躾」。読んで字のごとく「身を美しく」です。小さい頃先生に「服装の乱れは心の乱れ」とよく言われたことがあります。普段からのしつけが外に出た時にあからさまに映ります。

何もしっかりしろとは言いません。子どもらしくあればいいんです。その中でも脱いだものを脱ぎっぱなしや、食卓の上も下も汚れっぱなしでは結局お父さんお母さんが大変です。

普段の些細な心配りから、当たり前のことが当たり前のように出来るものです。挨拶にしてもマナーにしても。

運動能力を伸ばすのはその次からではないでしょうか? 



2006年5月13日

目と手の協応

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 10:35 PM

療育の世界に「目と手の協応」ということばがあります。作業をする際に、目で見て手を伸ばす、逆に手で触ったものを目で確かめる、といった普段何気なく私達が行なっていることです。

子ども達の中で(時には大人も)これに少々欠けている事例があり、例えば靴下を履く場合に手は一生懸命引っ張って履かせるのですが、目が違うことに気になって履いてみたら踵(かかと)が上だったり、服のボタンをかう時に全部かって一段ずれていた・・・。

目で見て手を動かす・手を動かして目で確かめるといったごく当たり前な作業が実は幼児期には必要で、この協応が劣るとジャングルジムを登っていて頭をぶつけたり、靴を反対に履いてみたりという事になります。

生活の中でしっかり補うことができ、食事のお手伝いで食卓までなみなみスープを運ばせたり、食事後の食器を重ねて流しまで運ばせることでも、食器を落とさないように手元足元に注意をしながら慎重に運ぶはずです。

落とした時が大変!とちょっと心配になるかもしれませんが、遊び力=生活力と考えると、とても大切なことなのです。

出来るお手伝いや出来る身支度は、是非是非子ども達にさせてあげてください。



2006年5月12日

落ちている素材

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 11:50 PM

型にはまった指導ではなく、意外な物を使っての意外なレッスンは無いか?また、そのものの素材で違った使い方が出来ないか?と常々思います。

マットはでんぐり返しをするもの。縄跳びは跳ぶもの。鉄棒はぶら下ったり逆上がりをするもの・・・。

こんな考えをまずは取り払い、マットを登ろう(前回記載)。縄跳びをお尻にくっつけて逃げ回るシッポを足で踏んづけよう。など、本来の使い方をまったく無視した使い方により底知れぬ子ども達の力が開花する時があります。

子どもの頃、横断歩道をペイント部分だけ両足や片足ジャンプで跳んで渡ったり、歩道ブロックの上を歩いたり(私は自転車で乗ってましたが・・・。)、棒を持って壁づたいに歩いたりした経験は誰しもあると思います。これも立派な遊び力で、すべての運動の基礎なのです。

普段の生活で当たり前のように目にするものも、何か使えないか?と思えばいろんな教材に早変わりをします。

わらべ心をもって生活してみては。



2006年5月2日

北風と太陽

Filed under: ちょっといい話,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 7:49 PM

イソップ童話「北風と太陽」のお話。

あるひのこと、きたかぜがたいようにちからじまんをしています。 「ボクはなんでもかんたんにふきとばすことができる。いちばんつよいのはボクさ!!

「たしかにいちばんのちからもちはきみだけど、いちばんはどうかな!?

「よし、ちからじまんをしよう!あのたびびとのふくをぬがしたほうがかちだ!!

きたかぜは、ピューピューパワーでいきおいよくいきをふいて、たびびとのふくをふきとばそうとします。しかしぎゃくにたびびとは、あまりのさむさにふるえてふくをぬぐどころかコートをまとってしまいました。

つぎはたいようのばん。たいようはニコニコパワーであたりをてらしポカポカにしていきます。たびびとはあせだくになり、コートやうわぐつをぬぎはじめ、さいごには、はだかになってしまいました。

「なんでもちからずくでやろうとしたボクがまちがっていたよ。ボクのまけだね。」

心の中にも北風と太陽が共存をしており、例えば大人たちは時計とにらめっこをして無理やり事を時間内にすまそうとしがちです。しかし、できることの芽を摘む前に時間にゆとりを持ってできることはさせ、ニコニコパワーを出しながら見守ることが必要です。

お子様との時間の共存ができていますか?



2006年4月28日

挨拶(あいさつ)

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 8:30 PM

日本人に生まれて、言葉の難しさに文化の高さを感じることがあります。挨拶もそうで「おはようございます」「すみません」「ありがとう」・・・。これらの挨拶もお互いのコミニュケーションがあってのものです。初めて会った人にも「はじめまして」の挨拶から相手を知ろうという感情がめばえ、和みあう思いが生まれます。

しかし(子ども達は特に)簡単な挨拶も、相手がうなずきや返事をしないと1日でしなくなります。例えば朝食時に子どもが「いただきます」と言っても「はい、どうぞ」「召し上がれ」などの返事があるのが一般的に言う普通の家庭なのですが、「早く食べなさいよ」や無反応、ひとりでの食事だとその言葉すら出てこなくなります。

子どもも大人も気持ちは変わらず、発言に対する反応を待っているものです。気持ちいい挨拶していますか?



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