預ける覚悟~就職編
ハンディを背負っている方ならまだしも五体満足で生活をしてきた者ならば、就職先まで連れて行ったり退職時に本人ではなく親や身内が会社に連絡したりするような事は、もうやめなさいよ。
子どもは何歳になっても子ども。いつまでも面倒を見てあげたい気持ちはわからないでもない。しかしながら、一時を過ぎるとその行動の一切が、他人から冷ややかな目で見られお子さんは外での活動に制限がかかってしまう事をわかりなさい。
郡部や離島・スポーツ推薦などの子ども達は中学卒業と同時に親離れをします。ホームシックも当然あるでしょう。でも彼らにとってはそれが宿命であり自立への一歩です。
都会に住む人たちの方がその点は甘いです。何かあると自分の部屋に篭る事ができ、何かあると親に甘えてきた。そんな者達が社会に出て、先例を浴び、数ヶ月で退職する。自分で辞める事もできず。
良い会社なんてめったにありません。もしあるのであれば教えて下さい。でもそんな会社があったとしても今までの行き方では入社は無理でしょう。
これだけ技術が発達し在宅でも稼ぐ事ができる仕事が増えてきたとしても、絶対に必要なのはコミュニケーション能力です。困った時に人と話す。物を買う時に人と話す。物を尋ねる時に人と話す。当然それらの前には挨拶をする。就職前に他人と話す事ができるように家族間の会話を存分にしておく。そして社会にでたら、本人の自覚と責任において行動をさせ、親は温かく見守る。相談は受けるが行動は起こさない。成長させるとは自立した時に手をかけない。そういうものです。
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