2021年7月30日

複数の入り口を

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:29 AM

放課後等デイサービスにお勤めの方から、「至って普通の子ながら、数字の概念が低い。ブランコが漕げない。滑舌が悪い。なんとかしてあげたい。』との質問を受けた。

滑舌は骨格や構音トレーニングなど、医療や療法の分野になるので、滅多な事は言えませんでしたが、数字については生涯必要となるために色々な角度からアドバイスをしました。

10までが数えられない様で、故に四則計算はまだまだ先の先。3の次がわからない。

その様な子にどう数字を教えるか?

数え歌。
隠し絵。
言葉と文字の反復練習。
ハンドクラップの数を当てる。
逆算(カウントダウン)。
逆さ文字。
鏡文字。
間違い探し。etc

学習障害がいなのか数字がただただ好きではないのかは不明ですが、車が好きならナンバープレート。電車が好きなら時刻表。タブレットが好きならパスワード設定。など、数字に対する入り口は必ずあるはずです。

ノートと教科書だけが学習ではありません。



2021年6月22日

オートマティック後ろ回り

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 5:40 PM

準備物

跳び箱(今回は7段を使用)
ハシゴ(2mほど)
ストレッチマット(2枚)
勇気(最初だけ)

見ている側は『危ない』と思うでしょうが、ハシゴのサイドを握る事で転落する事はありません。

仰向けに寝て、足を上げれば、自動的に後ろ回りができます。

最初は怖いですが、1回やってしまうとこればかりやっています。

とんでもない体育教室からのアドバイスでした。



2021年6月14日

魅力

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:56 PM

見られる仕事はそれなりの魅力がないと人を惹きつける事ができません。

芸能人は顔や声・演技力など。
プロ選手は実力や成績。
芸人は笑いのセンスや1発ギャグ。見た目にブサイクな芸人でも人には無い個性で人気がある人は大成しています。

先生と呼ばれる仕事も見られてナンボの商売ですので、魅力がないと子ども達はついてはきません。

指導力・説明のわかりやすさ・子ども心を理解できる気持ち・ニーズ・親への理解などなど。

知識も必要ですが、学校では教えることができない『先生としての魅力』は自分自身で確立しなければなりません。

皆さんの魅力ってなんでしょうか?



2021年4月24日

理想との壁

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:57 AM

スタッフ不足から現場に入る事が多くなった。

支援を必要とする運動療育でのレッスンでは、運動あそびを通じて社会性を身につけ、家庭・学校・社会で人並みの営みができる事を願っているのですが、今年に入って負の報告と共に現場での理想の壁にぶつかっている。

・言葉でうまく伝えられず手が出てしまい、ついには退園を余儀なくされた。
・学校やスキップに通う事すら迷惑がかかってしまうとの理由で退会。
・デイサービスでは、兄弟間の刺激が強く常に喧嘩や言い争いになる。
・保育園では、子ども多様化が目立つ中でも出来ない子たちの底上げをして欲しい。

週1回1時間でいかに深い印象(運動の楽しさや成功体験)を与える事はスタッフ各々が常に考えている事ですが、理想との壁が更に大きく感じられる昨今です。

我々にも出来ない事はあります。まずは近い目標からクリアしていき、時間をかけてみんなが幸せになれるよう微力ながら務めていければと改めて思いました。

この仕事は終わりがないのが良くもあり悪くもあります。



2021年3月30日

絵を描かせる説明

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:18 AM

レッスンの際に子ども達にも親御さんにも説明やアドバイスをしますが、その際に、空想でイメージできるような説明に気を遣っています。

例えば、お迎えの際に親達は子どもの様子を知りたいと思うはずです。

でも「今日も頑張っていましたよ」よりは「お母さん。あと少しのところだったんですが今日も完成には至りませんでした。でも頑張っていたので次はできる事を願って私もエネルギーMAXで挑んでいきます。」の方が、次への期待に繋がりますよね。

大げさな物言いかもしれませんが、子どもの成長を願う親としてはお迎えも毎回楽しくなってきます。

見ていない人に対して状況が思い浮かべられる説明ができたら、ちょっとだけランクアップです。



2021年1月30日

交差の概念

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 5:57 PM

縄跳びの前跳びがリズム良くできる様になると、後ろ跳びや交差跳びという壁にぶち当たります。

そこで、交差跳び・綾跳び。文字通り手を左右交差して手首で縄を回し、更に元に戻すという、子どもには超荒技。

こんな技を考えた奴を恨みます。

まず、交差の概念を身に付けさせるために片手もしくは両手でロープを持って、正→逆の様に腕を交互にしながら回し続け、交差跳びのイメージを体で覚えこませます。

しかしながら、前跳びができる子でも交差するとロープが首や身体に巻きついたり、変な波長で制御不能となってしまうので、体外の子どもは・・・、

こうなってしまいます。これが縄跳びの壁の恐ろしさ。せっかく好きになった縄跳びもこれでは台無し。でも根気良く頑張ればいつかはできるようになります。

交差の概念が宿れば、野球の逆ハンドでのキャッチやラケットスポーツが研ぎ澄まされます。

子ども達!! お家時間を利用してガンバレ~!!!

※会員様の許可を得て顔出しでお贈り致しました。ふて腐った顔が最高!!



2021年1月27日

仕事は定時。意識は常に。

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:42 PM

以前、登録インストラクターで中学教師を目指している女の子が2週間で辞めてしまいました。その理由が「子どもを1時間教えるために、イメージで1時間、反省で1時間の計3時間必要なので割りに合わない」との事でした。

彼女が学校の先生になれたかは不明ですが、このような思考の人が担任だったら子ども達は可哀想です。5時間授業に15時間。更には授業の合間に準備と振り返りで2時間が必要なので子ども達の帰りは夜中になってしまいます。

その逆で、先日末光に「オンとオフを切り替えるように」と電話で伝えましたが、彼は年数も長いせいか既に子ども達の成長とスキップの繁栄のために、常に上を見ているようです。

仕事は定時。意識は常に。

良いアイデアは仕事中ではなく、会話や食事時・休みの日に浮かんでくるものです。でも家族サービスの時は完全に電源オフにする努力もして下さいね。



2021年1月7日

その先を

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:20 AM

例えば、ものづくり。

仕入れる→作る→売る→使ってもらう→その先って?

 

そこで、私たち。

入会してもらう→レッスンをする→出来る様になる→幼稚園や学校で評価してもらえる→その先って?

 

その後の幸せを確認する事は出来ませんが、願う事は出来ます。

出来て利用しなくなった子ども達の、その先の先までを見据えたレッスンを今後も意識して取り組んでまいります。



2020年12月6日

出来たら記す

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:26 AM

例えば縄跳び。

目標があれば頑張ることができる。ゴールがあれば到達できる。というわかりやすい終点を可視化することで、予想以上に頑張ってくれました。

トランポリンを使って長縄跳びチャレンジ。

①リズム良く跳ぶ。
②その場で跳ぶ。
③ジャンプしやすい。

回し手だけが上手くやれば子ども達は8割がた上手く跳べます。

予め書いておいた⑩のマーク。10回跳べたら自分でマークします。

幕目標がハッキリしており、跳べた時に自分で描くのが楽しくなってきます。

年中4歳児。1時間にトータルで短縄100回。長縄80回。すぐに崩れる子がほぼ50分集中してできました。



2020年11月26日

やれるものならやってみろ

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:49 AM

ビジネスの種類は無限に存在します。ビジネスモデルもその分あるのですが、顧客としてはまず第一に価格を見てしまいます。

例えば塾。国語を教えてもらいたいけど、Aは5,000円。Bは8,000円。単純に価格の安い方を選ぶのが一般的なユーザーです。

子どもが理解して学力が上がり希望校に合格できれば安い方が良いに決まってます。

オーナー目線で考えた時、当然儲けが必要で、顧客を集め、結果を出す。しかし、そこに『真似できるものならやってみろ』と言わんばかりの他では出来ない武器があると、価格は関係なく波が押し寄せてきます。

一般ウケするこだわりが、スキップにはあります。



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