2022年12月24日

ご指摘に感謝

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:49 PM

スタッフの1人から相談を受けました。

ボールゲームの説明を子ども達にしていたところ、話を聞いていなかった子に対して軽くボールを体にぶつけて注意をしたところ、親御さんから注意を受けた事がかなりの衝撃で、深く悩んでしまったようです。

確かに注意を向けるためにボールを当てる事が正しいかと問われると、その場の雰囲気にもよるのでジャッジはしにくいのですが、真剣に育って欲しい子ども達のために一生懸命になる様に、親も一生懸命に子どもを応援し、スタッフを信頼して預けているので、教育的配慮に欠けているような行動があれば、十分注意をして頂きたいのです。

スタッフを擁護するのであれば、親御さんから注意を受けるうちが華で、50を過ぎると誰も注意をしてくれなくなります。若いうちはたくさん叩かれ成長していかなければならない試練なのです。人を育てるための教育業なのですから、指導者もそれ以上に学び、反省し、前進しなければなりません。

月謝を頂いている立場の我々が言うのもお恥ずかしい限りですが、若い力は子ども達へたくさんの刺激を与える事ができます。至らぬ点も多々有ろうと思いますが、指導者育成の為にどうかご理解ご協力をお願い致します。



2022年10月7日

聞きたい事 言いたい事

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:34 AM

講演会などで大勢の前で話す事がしばしばありますが、最近思う事は『本当にこの話を聞きたいのかな?』『相手が聞きたい話をしているのかな?』

ZOOMでの講演も多く、演者としては表情などの反応をうかがいにくく一方通行になりがち。更には録画機能があるようでライブで聞く必要もなく不必要な内容なら削除することもできる。

噺家や芸人ではないので笑いをとる『ネタ』ではいけないのですが、心に残る内容を伝えるのはやはり難しい。

参加者全員を満足させるのは不可能というのは分かっているものの、寝てようが他事してようが割り切って話し続ければいいのでしょうが、できないんですよね。

これも永遠の課題



2022年6月30日

遊びにこだわる

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:39 AM

幼児コースは特に、器具の本来の使い方にこだわらず、子ども達の遊びの基礎にこだわっています。

跳び箱=開脚跳びをする
プール=泳ぐ
鉄棒=逆上がり

こんな事をやっているから自己肯定感が下がるのです。

更に、ネーミングの逆をついて

跳び箱=跳ばない
すべり台=すべらない
縄跳び=跳ばない

名称からしてイヤになる道具も、逆発想で遊べばいつか出来るようになるのです。

お金をもらって技術を教えない。子どもの気持ちに沿った体育にトコトンこだわる。技術習得の近道や学校で通用するあそびの力はそこにあります。



2022年2月11日

インシデント と アクシデント

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 1:14 AM

【インシデント】
事故などの危難が発生するおそれのある事態

【アクシデント】
思わぬ事故 不意の出来事

SNSで鉄棒に足でぶら下がっている(コウモリ)男の子の画像がアップされていました。発信元は放課後等デイサービス。

鉄棒にぶら下がっているのは問題ないのですが、マットもなく下はフローリング。クッション素材の床かどうかは不明。

落ちないから大丈夫!が1番のインシデント。
落ちた時はアクシデント。

職員達が設置した。前歯を折った。安全装備の不備。保護者へどのように説明するのでしょうか?

鉄道・航空・ビル建設・飲食・教育機関・福祉施設・製造業・自動車販売 etc

全ての職種に直接的にも間接的にも人に精神的・肉体的なダメージを与える可能性があり、万全を期していたとしてもインシデントとアクシデントはあるのです。

そのヒューマンエラーを限りなく0に近づけるために、点呼や指差し確認・マニュアルがあるのです。

事故は誰も望んでいません。でも事故は未然に防げます。周囲がどれだけ配慮できるかどうかです。



2022年1月16日

無言の声を感じ取る

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:32 AM

おしゃべりな子やみんなの前でも意見が言える子を除いて、ほとんどの子が先生の前や大勢の中で自分の意見を言い難いと思います。ましてやマイナス面と思ってしまった感情(私だけがわからないかも ボクだけが知らない etc)は露わに出せないものです。

グループレッスンでも個人レッスンでも、先生との心の距離が近いとフレンドリーな気分で話してくれたりもしますが、やりたくない事をしている時や言っている意味が不明な時などに訴える事をしてくれる子はごく少数です。

「どうしてわからない事を聞かないの?」と聞く事が野暮で、子ども達の表情や行動を見抜いて心の声を聞いてあげる力が先生と呼ばれる人達には必要不可欠だと思っています。

自閉症の子に対する指導者
痛みを訴えている患者に対する医者
精神的苦痛を受けた被害者に対する弁護士

その人にの思いを完全に理解する事は出来ませんが、寄り添う事は出来るはずです。業務や作業だけではいけませんね。



2022年1月13日

なわとびんご

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:43 AM

若手スタッフが考案した地獄の特訓

用意するもの 
縄跳び 
ビンゴカード
挑戦者(頑張るかどうかは本人次第)
主催者(面白くあおれる人)

縄跳びを10回跳んだら抽選んをする権利が発生する。抽選をして出た数字とビンゴカードの数字が一致すればオープンできる。但し、他人の抽選した数字は無効で、あくまでも自分が抽選した数字を照らし合わせる。

10回跳んだら抽選。10回跳んだら抽選。ハズレが圧倒的に多く、私も挑戦してみましたが300回位上は軽く跳んでいたと思います。

味変で、
①友達の数字も有効 
②20回跳ぶけど2回抽選 
③5回跳んで1回抽選
④オープンできたら連続抽選可
⑤跳びたくない子はシャトルラン

など様々。(ここは主催者のアレンジで如何様にでもできるはず)

子ども達の目的はビンゴ。主催者の目的は縄跳びの反復。やらせるのではなく自主的に取り組む。子どもも大人も満足。

スタッフの若いアイデアに脱帽した内容でした。



2022年1月11日

見られる者として

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:39 AM

心に残る人とは?


見た目のインパクト
表情の豊かさ
自分に無いものを持っている
面白い
etc

たくさんの要素がありますが、我々幼児体育指導者は、子ども達にも親御さん達にも心に残るキャラクターに努めています。

スタッフそれぞれの個性を磨きながら子ども達に愛され、知識を積み重ねながら親御さん達に信頼を得てゆく。

見られる者として常に成長です。



2021年12月14日

必要とされる人とは?

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 2:59 PM

今のところ私は家族を除くそれ以外の人達から必要とされ、仕事を頂き、暮らしを営んでいます。

でも、10年後(私は還暦)や不慮の事故で体がうまく機能しなくなってしまった場合に、必要とされるかどうかはその時の努力ではなく今からの努力が鍵となってきます。

世の中から必要とされる為には他の人とは違った技量やアイテムが必要不可欠で、更には人望も重要です。

資格社会は終わった。と言われますが、技量がなくても資格があるだけで重宝がられる職種も実はたくさんあります。

「誰でもいいよ」ではなく「あなたじゃないと」と言われる為に、若いうちの苦労は買ってでもしておいた方がやはり良いのです。

人が嫌がる事。人に真似のできない事、人よりも拘って取り組む事ができる事。人の期待以上の成果をあげられる事。コレらが出来る人はまず間違いないでしょう。

あなたは今、他人から必要とされていますか?
10年後も必要とされる人でいられますか?



2021年10月21日

あそび心をくすぐる

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:14 AM

縄跳びや鉄棒を行う際に、ただただ行うのは子どもとしては面白みがありません。そこで、やる気を出させたりあそび心満載のきっかけを設定する事で、嫌な事でも乗ってくる事がほとんどです。

簡単な設定としてはジャンケン。勝ったら◯◯ができる。負けたら☆☆をする。などが一般的ですね。

グループレッスンでは物置の奥底に眠っていた『黒ひげ』をやってみました。

飛んだら縄跳び。逆に飛んだ人以外が縄跳び。のように設定します。

子ども達は黒ひげに夢中。こちらの意図は縄跳びを跳ばす。お互いの思いが一致しているので永遠に出来ます。

大人だからズルい。と言われがちなものではなく、老若男女皆平等のものが子どもも納得します。



2021年8月5日

逆発想のプロ集団

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:08 AM

皆様もご承知の通り、スポーツファクトリー スキップ は、とんでもない体育教室として、16年目に突入しております。

おかげさまで、コロナ禍にもかかわらず微成長ではありますが、上向きに営業をさせて頂いております。

インストラクターについては常に募集をしているものの、なかなか良い人材はこんな弱輩企業に見向きもしないのでしょうが、起業当時のポリシーとして『むしろ運動オンチの人を採用』する事に徹しています。

運動特待で大学などに入った人の多くは、2、3回の練習で出来るようになってしまう程の生まれもったセンスがあるが故に、出来ない子の辛みがわかりにくいと考えています。むしろ『ウンチ』の方は出来ない事を一緒に共感してくれるので、「出来もしない先生が教えるの?」とお思いでしょうが、子ども達にとっては理に叶っているのです。

スタッフ全員バク転出来ません。でも教える事は出来ます。

子どもを教える仕事は、専門性と共に教育知識だと考えているので、ド派手な施設でもなく、ド派手なパフォーマンスも出来ませんが、親も子も納得して帰ってくれる事に徹して今後も取り組んでいきます。



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