2007年5月12日

始めたきっかけ

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 11:57 PM

スラムダンク 第1巻

晴子に声をかけられ惚れてしまった花道は、バスケットを勧められキャプテン赤木と対戦をすることとなる。

決してスポーツは好きではない花道だが、晴子に認められたい一心でスラムダンクを決め、その後バスケットに染まっていく。

スポーツに限らず仕事や趣味・出会いなど、取り組む事に対するきっかけは人それぞれ。

たとえそのきっかけ自分の意思でなかったとしても、後々に内容が濃く、持続をし、熱中できるものであれば、それは人生において価値のあることです。

きっかけはいつ訪れるかはわかりませんが、きっかけから今があるのです。

楽しくするのも自分。打ち込むのも自分です。

あなたの、人・趣味・仕事との出会いのきっかけは何ですか?



2007年3月27日

全員バスケ

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 6:14 PM

スラムダンク 19巻

決勝リーグ ×陵南戦。2ndハーフ。

花道がディフェンスリバウンド
→ パスアウトのボールをリョータが速攻
→ 流川が仙道とマッチアップ
→ 三井がパスを要求するのを見てノールックで後へパス
→ 赤木がアリウープ(空中でボールを捕りダンクをする事)でゴリラダンク。

花道「この天才のリバウンドがあったればこそだ!(はっはっは)」

赤木「ああ そうだ ナイスリバウンドだ!!」

花道(ゴリにほめられた・・・。)

あの1人が初めて「チーム」としてまとまってきた・・・!(ような気がする)

ひとり一人がしっかりと仕事を果たし、且つ、個人能力の高いチームの結束が強くなった時、応用力が生かされて、ありえない(アンビリーバブル by彦一)プレーが面白いように決まる。

のせた時は恐ろしい。

リバウンド力・ボールキープ力・3Pシュートの脅威・得点力の高いエース・頼りになるキャプテン。

すべてが合わさり「ファインプレー」が生まれます。

チーム競技だからこそ、個人技の高さとチームの総合力が必要です。



2007年3月5日

リバウンド制空圏

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 9:42 PM

「スラムダンク」29巻。

花道のリバウンドの凄さを見せ付けられた河田(兄)は、花道とマッチアップする。

リバウンド(シュートしたボールが外れた場合に落ちてくるボールを捕る事)に徹する事で安西監督から評価を得た花道は、スクリーンアウト(敵の前に出てボールの捕りやすい場所を確保する事)やより高いジャンプでことごとくリバウンドを捕り、点に結び付けるが、河田がマッチアップしたことで仕事がさせてもらえなくなる。

冷静な河田は、パワーとスピードのある花道に対して制空権を保ったうえで、花道を跳ばさない。そうすればボールが地面に落ちてからでも捕れる。

ゴールしたはまさに戦場。リバウンドボールを捕るか捕れないかではチームの雰囲気すら変わってくる。

高さ・力だけではなく、経験と相手の特徴を捉え弱いところを攻めていく判断もバスケットには必要。

(花道イライラ・・・。)



2007年2月6日

左手はそえるだけ・・・

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 11:49 PM

SLAM DUNK 31巻

湘北77 78山王工業 残り2秒

流川が沢北・河田(兄)の1人を引き付けて、花道にパスをする。

山王はゴール下以外は怖くない花道をフリーにし、流川潰しにでる。

流川はフリーになっている花道ではなく、ジャンプシュート中に見た花道のセットアップに賭けてみた。

「左手はそえるだけ・・・」

ここで2つの運動的・生活力・あそび力の基礎ができ上がっている。

1つ目はセットアップ。例えばコップをつかもうとする時に、形・大きさなどを確認したうえで腕を伸ばすと同時に手がコップの形に開いている。

これは過去の経験から獲得したいわば学習反応。

2つ目はパワーハンドとガイドハンド

利き手は力を入れる為にそえ、コントロールを導き利き手の介助をするための逆手。

左手はそえるだけで、軌道が定まり無理なくシュートが放たれる。

残り2秒であえて勝負に出ずにアシストに徹した流川も評価に値するが、激痛に耐えながらも基本に徹した花道も素晴らしい。

たかがアニメ。されどアニメ。



2006年12月29日

大波乱

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 4:08 PM

冬のスポーツといえば・・・。  そう!!バスケットボール!(何でやねん)

インターハイ同様、高校バスケの甲子園的大会「ウィンターカップ」が行われている。(TVでも放送されないのでマイナーだが)

あの有名な田臥勇太は、秋田代表・県立能代工業高校時代、この大会で3連覇と負けなし。当然1年からレギュラー。

が、しかし、常勝チームだった能代がもうすでに姿を消してしまっている。

女子も昨日決勝が行われたが、愛知代表・桜花学園高校(旧・愛知女子短大付属高)も準決勝で岐阜女子に延長の末、敗北。

イメージで相手は翻弄されてしまいがち。

「スラムダンク」でもインターハイで勝ち進んだ神奈川代表・湘北高校は、王者・山王工業と対戦する。

花道以外は経験者であるがゆえに、イメージによって自分自身にプレッシャーをかけてしまうが、挑発・奇襲・断固たる決意などの安西監督の戦術と、バラバラの様で実は勝利に貪欲なメンバーの活躍で、1点差で勝利した。

常勝チームであるがゆえのアドバンテージもあるが、同じ人間。絶対勝つとは限らない。

だからスポーツは面白い。

大波乱があると、なおさら。



2006年12月11日

超えなければいけない時

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 11:06 PM

コミック11巻。神奈川県大会決勝リーグ。翔陽戦。

花道はファールトラブル(ファールを4つとってしまい、つぎ犯せば退場で積極的なディフェンスが出来ない中、宿敵?)流川に「らしくねーんじゃねーのか」の一言で吹っ切れ、センター花形の前でスラムダンクをぶちかましオフェンスファールで退場!

次の海南大付属で「神奈川No,1を超えてやるっ」という思いからキャプテン牧の前で同じスラムダンクをぶちかまします。(コミック14巻)

ディフェンスファール。

人や場所は違えど、同じシーンが訪れる事はよくあります。

試験・試合・面接・仕事・恋愛・・・。

挑戦する限り超えなければいけない時はまず訪れ、避けては通れません。

超えた時は経験をした事のない喜びや感動が訪れるのでしょうね。

子ども達はいつも真っ向勝負です。

皆さんも越えなければいけない壁を作ってみては。



2006年9月11日

5秒の駆け引き

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 6:26 PM

スラムダンク第7巻・海南大付属VS陵南の試合。

後半終了5秒前。79対77で陵南が1ゴールを狙う場面。

キャプテン赤城が5ファールで退場となり主力を欠いた陵南は残り5秒でエース仙道が予告通りのダンクシュートをしようとします。

そのたった5秒で花道と海南大・牧との駆け引きがあります。

仙道はダンクを牧に宣言することで牧を挑発し、終了間際にダンクを決め尚且つカットをする牧からファールももらい、ダンクの1点とフリースロー2点で試合を終わらせようと考えました。

しかし、ドリブル速攻に簡単に追いついてしまったディフェンス・牧は異常に気づき、挑発には乗らず、ダンクを決めさせ延長戦を選択しました。

漫画の世界だからと思うでしょうが試合経験や、仕事に関してはビジネス経験が豊富になるといろいろなパターンのシナリオを作ることができます。

うまくできた時のビジョン・うまくいかなかった時の軌道修正の仕方・次の手…。

成功へのシナリオを作る為には、豊富な経験と一瞬の判断が必要です。



2006年8月13日

バイオレーションとファール

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 11:58 PM

バイオレーションとはトラベリングやダブルドリブル・オーバータイムなどのバスケットマンとしてはお恥ずかしい初歩的なミス。(野球ならクソボールを振ってストライクって感じかな?)

それに対してファールは相手をつかんだり叩いたり、時には暴言を吐いてと苦痛を与えてしまう行為。(これはちょっと厄介)

バイオレーションは何回ミスをしてもおとがめはない。しかし、普通の監督なら何回もしてしまうとベンチに下げて反省させる。ファールの場合、個人にペナルティーが課せられる上、チームにも加算される。1試合の中で個人が5回(NBAは3回)犯してしまうと文句なく退場。チームファールも前半で3回犯すと、次からは1本のフリースローをプレゼントしなければならない。

ましてやシュートの時にファールをしてしまうと個人に1つ・チームに1つ加算され、そのシュートが入らなければフリースロー。3ポイントが入っちゃった時にゃーカウント1スローで5点プレーという恐ろしい事にもなりかねない。チームプレーであるが故に1人相撲をとるととんでもないことになる。自分ひとり退場になるのは大いに結構。しかしチームファールの累積で時間が止まっている時に5点もあげるのは非常にもったいない。

子どもの世界も同じこと。ミスは誰しもある。故に傷つけてしまったり言い争いになることは保育園や小学校では日常茶飯事。しかし、毎回ファールではたまったものじゃない。せめてバイオレーションくらいで収まりがつくように普段から基礎を教えることが、指導者・体育士・教諭・そして親の務め。



2006年7月9日

奇抜

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 11:37 PM

インターハイ・山王工業戦。試合開始直後にリョータと花道は奇襲攻撃(アリウープ・はねあがったゴール近辺のボールをそのままリングに叩き込むこと。正直、やられたら相手はかなりへこむ。)をします。

観客はみんな山王のファン。雰囲気に飲まれそうな中でも安西監督は先制攻撃を指示します。

相手にいつもの試合とちょっと違うぞと思わせることが大切。「おや?ちょっと違う」「あれ違うぞ」その積み重ねがドタン場で生きてくる。ディフェンシブ(守備)ではなくオフェンシブ(攻撃)で、しかし正攻法ではなく奇襲攻撃を行なうことで、相手の見方がかなり変わります。

競技はもちろんのこと、あそびも仕事も「すごいことをやるなー」「他社と違うな」の積み重ねがジャブとなり、技術の向上や成長につながると思います。普段の生活の中でも思いがけないサプライズを起こしてみては?



2006年6月20日

諦めたら終了

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 9:43 PM

「諦めが肝心」ということばがありますが、諦めたらおしまいです。何も残りません。

子ども達。いや大人の中にも「できない」「ダメダメ」と軽いことばで諦めて、挑戦すらしません。

個人レッスンの時はどんな単元でも絶対やらせますけどね・・・。

「スラムダンク」の主人公・桜木花道の所属する湘北高校バスケット部はそろいもそろって負けず嫌いのかたまり。全国大会2回戦で早々と優勝候補・山王工業と対戦する中で、彼らは「絶対勝つ」と信じ、最後まで諦めません。27巻では後半9分40秒、22点差でチャージ・ド・タイムアウトをとった安西監督が花道をベンチに下げます。

花道は安西監督が試合を諦めたのか?と疑いますが、逆に「私だけかね・・・?まだ勝てると思っているのは・・・。」と問いかけます。「諦めたらそこで試合終了ですよ」と伝えた後に、リバウンド(シュートミスで落ちてくるボール)を捕る事で、追い上げの切り札になる事を再認識させます。

頼られ、期待され、必要とされた花道は、見る見るリバウンドを制し、点差が縮まっていきます。また、30巻では残り2分24秒で2点差まで追いついた時に、花道がキャプテン赤木(ゴリ)に「まだいけるよ!追いつけるだろ!!」と再確認します。その後のプレーで宮城が山王キャプテン・深津にカットされ出そうになったボールを三井は「あきらめるなと!」と追いかけ、花道が身を挺して捕りに行きます。(その後花道は背中が痛くなるのですが・・・。)

諦めない執念が優勝候補・山王工業を破る快挙となります。諦めることは簡単です。一瞬で楽になります。しかし残るのは悔いだけです。あの時にやっておけば・・・。という後悔が必ず訪れます。その時しかチャンスはありません。と思うと、その一瞬を諦めずに生きて欲しいのです。



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