2017年6月1日

First visit

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 8:22 AM

NHKの『総合診療医 ドクターG』をカミさんと初めて見ました。カミさんは医療従事者なので見いっており、私も内容的に興味津々でした。

『42才 男性 吐き気がひどい』この3つの情報だけで訪問した初診の患者に対して、3人の研修医が症状名を1つに絞り診断する、という内容でした。そこで救急救命医のスペシャリストがVTRを細かく分析していきながら、短時間で確実に原因を追求していきます。

『吐き気』だけでも100近くもの病名が予想できるらしく、脳・臓器・神経系など、疾患箇所も様々。「吐き気をもよおすから胃薬を出します。」ではないのです。

初めての患者を診る時に、待合室で患者を呼ぶ時から診察は始まっていると言います。『42才 男性』という情報から、『女性ではない』ので男性を見ます。更に老人や子どもは削除され、該当患者が絞り込まれます。待合室に入った時にドクターに気づくかどうか? 名前を呼んだ時に反応に応じるか? 診察室まで歩いてくる時の足取り、表情、目の動き、ろれつ などで、診察室の椅子に腰かけるまでに100の内の半分くらいに絞り困れるらしいです。

結果として、『糖尿病ケトアシドーシス』という死に直結する病気のシミュレーションでした。

私達 スキップの個人レッスン(特に療育目的)でのお試しの際も、ここまで重いものではありませんが、最初に頂いた情報に対して予めの予測をたて、アリーナにお越し頂いた時に、初めての教室にどのような表情で入ってくるか? こんにちは が言えるか?  靴が履き替えるれるかどうか? 口頭指示が伝わるか?などをレッスン前に見ています。

主訴は大人、対象は子ども。という点では違いがあるものの、できうる事ならば大人も子どもも納得いくレッスンを提供したいと考えています。

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment



HTML convert time: 0.225 sec. Powered by WordPress ME