2006年8月13日

バイオレーションとファール

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 11:58 PM

バイオレーションとはトラベリングやダブルドリブル・オーバータイムなどのバスケットマンとしてはお恥ずかしい初歩的なミス。(野球ならクソボールを振ってストライクって感じかな?)

それに対してファールは相手をつかんだり叩いたり、時には暴言を吐いてと苦痛を与えてしまう行為。(これはちょっと厄介)

バイオレーションは何回ミスをしてもおとがめはない。しかし、普通の監督なら何回もしてしまうとベンチに下げて反省させる。ファールの場合、個人にペナルティーが課せられる上、チームにも加算される。1試合の中で個人が5回(NBAは3回)犯してしまうと文句なく退場。チームファールも前半で3回犯すと、次からは1本のフリースローをプレゼントしなければならない。

ましてやシュートの時にファールをしてしまうと個人に1つ・チームに1つ加算され、そのシュートが入らなければフリースロー。3ポイントが入っちゃった時にゃーカウント1スローで5点プレーという恐ろしい事にもなりかねない。チームプレーであるが故に1人相撲をとるととんでもないことになる。自分ひとり退場になるのは大いに結構。しかしチームファールの累積で時間が止まっている時に5点もあげるのは非常にもったいない。

子どもの世界も同じこと。ミスは誰しもある。故に傷つけてしまったり言い争いになることは保育園や小学校では日常茶飯事。しかし、毎回ファールではたまったものじゃない。せめてバイオレーションくらいで収まりがつくように普段から基礎を教えることが、指導者・体育士・教諭・そして親の務め。



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